うつ伏せ指示でも快適に 黄斑下血腫移動術 ーその1ー
こんにちは。こさ江です。
ちょっと入院しておりました。
左目が眼底出血をおこして、黄斑部(網膜の中心部分)に及んだので、黄斑下血腫移動術という処置をするためです。
眼球内にガスを入れてうつ伏せになり、ガスの浮力で黄斑部にある血液を周りに押しやる、というもので、うつ伏せの体勢を、入院中に4日、その後自宅で3日続けておりました。
手術が決まった時、担当医が言いました。
「食事とトイレ以外はずっと下を向いてうつ伏せの状態でいてください。後頭部と床が並行になるように。起きている時も眠っている時もずっとです。」と。
そりゃないぜセニョール!
苦しすぎるし暇すぎる。ラジオや音楽は聞けるけど、それだけじゃイヤなの。だって片目は見えてるんだもの!
ということで、何かに使えそうな小物たちをチョイスして入院に挑んだ訳です。
うつ伏せ用に病院が用意してくれた胸当てとU字枕がこちら。
看護士さん「ちょっと小さいので、工夫してうつ伏せしてくださいね。がんばってください。」って。
え?
いやいやいや。無理でしょ。患部にモロ当たりますって。看護士さん自身もこれ無いわーと思ってるでしょ。いや、お借りする身ですから贅沢は言えないですが、ホントにこれ?え?本当?
でも「はい。がんばります。ありがとうございます。」って言えました。笑顔で。えぇ、大人ですから。
さて、自分で持ってきたのは、
・発泡ミニブロック×3 (100均で購入)
・ビーズクッション小 (100均で購入)
・ビーズクッション中 (自前)
・クリップボード (自前)
・タブレット (自前)
これらをどう配置すれば快適に過ごせるか。
まずはイスを斜めに置いて、床に発泡ミニブロックを配置。
イスの上に枕を置いたらラッキーなことにベッドと大体同じ高さになった。そして発泡ミニブロックの上にクリップボードを乗せて簡易机に。
クリップボードの上にタブレットを乗せ、時計も配置。イスの肘掛けにS字フックでミニバッグ・ティッシュペーパー・ペットボトルを吊り下げたら、うつ伏せ用アマプラ鑑賞システムの完成。
クリップボードもタブレットも黒だから、分かりづらくて申し訳ないです。
いやー、快適。ずーっとアマプラとYouTubeを見て過ごしてました。
看護師さんに注意されちゃうかとも危惧したけど、「おぉ、スゴい事になってる」と言われた位で怒られなかったです。
これを真似して怒られちゃったらごめんなさい。自己責任でよろしくお願いいたします。
眠る時は、胸当てとクッションたちで、おでことアゴで支えてどうにか体制を保っていました。
眠りは浅いし腰は痛くなるし、やっぱりしんどかったですわ。
うっかり寝返りして仰向けで寝ちゃっていると、夜間巡回の看護師さんが「すみません、うつ伏せでお願いします。」って起こしてくれます。寝相が悪くても安心。看護師さんたちには感謝感謝です。
肩や腰が痛いですと申告したら、湿布もらえました。貼ってあるのと無いのでは全然違いますわ。ありがとうございます。
そして、退院前日。
担当医から「血腫が動いてるのは動いてるんだけど、もう少し移動して欲しいんだよねー。んー、退院後ももうちょっとうつ伏せを続けてくださいね。2~3日。」と言い渡されました。
退院へのキラキラした期待感から、うつ伏せ続行のどんよりとした脱力感へ。
。。。はーい。がんばりまーす。
ということで、次回は自宅でのセッティングをレポートしたいと思います。
ではまた!