仏壇の仏具板を修復DIY
こんにちは。こさ江です。
やっちまいました。
お供え物が手から滑って、スライド式仏具板にガチャンッ!
オーパッキャマラド パッキャマラド パオパオパパパ
どーしよ!
ご先祖様方々、本当にごめんなさい。
直します。直してみせます。しばしお待ちを!
現状確認
ガラスは割れ、枠もバキッと、そして、ベニヤ板は古すぎて修復不可能ですな。
ベニヤ板の交換
早速補修開始。
まずは、修復不可能なベニヤ板を新品と交換。
ホームセンターでベニヤ板を買ってきて(30cm×60cm×4mm@島忠ホームズ/¥525)、ボッロボロの元のベニヤ板と同じ大きさにノコギリでカット。
枠の補修
木枠の溝にたまっていたホコリをブラシで払う、払う、払う、、、どんどん出てくる。原因は木目に詰まっている線香の灰ですな。さすが年代物。叩いて擦って拭いてキレイに掃除。
汚れを落としたら、割れた部材の補修。
職人みたいな継手加工は出来ないので、そーっと引き剥がして、
木工用ボンドを塗りたくって、じっくり且つギューっと圧着。
はみ出したボンドを濡れ雑巾でキレイに拭き取って、乾くまで1晩放置。
木工用ボンドは偉大です。ガッチリくっつきました。素晴らしい。
塗装
部材が揃ったので、塗装します。
家に余っていた水性木部着色剤のチークとブラックを、別の容器で混ぜて色合わせ。
塗っては乾かし塗っては乾かしを4回ほど繰り返して、ムラ感が良い具合に出た所で、ニスを1回塗ってとりあえず色止めする。
使用ニスは、家にあった水性ウレタンニス(透明クリヤー)。
組み立て
接着や塗装は時間が掛かりますよねー。出勤前と就寝前しか作業出来ないから、すでに5日ほど経過。やっと組み立てです。
後で補修が必要になった時に取り外し出来るように、ビス止めで組む事に。
ビスを入れる角度を決めて、
下穴を開けてねじ込んだのに
ギャー!!なんてこったい。下穴が細かったのね。
涙をぬぐって再補修。木工用ボンドさん、よろしく。
ギュッとくっつけて、はみ出したボンドを拭き取って1晩放置。
ここにビスを使うとまた絶対に割れるので、下穴を開けて、ボンドをつけた爪楊枝を差し込んでガッツリ固定する事に。取り外し可能とか、もう言ってられない。あとの2か所もボンド+ビス止めでカッチリ固定。
写真は忘れました。ごめんなさい。
組みあがったら、ウレタンニスを2回ほど塗って木材部分は完成。
ニスを重ね塗りしたツヤツヤ感が大好きなのです。
ガラス板の補修(洗浄)
さて、ガラス板の補修に移ります。
まずは積もり積もったヤニ汚れをどうにかしないと。
キッチンペーパーを乗せて、薄めた中性洗剤をしみこませ、ラップをかけて1晩放置。
そして、期待に胸を弾ませつつラップを剥がすと、
あれ?いまいち。なんてしつこい汚れたち!
もうこうなったら漂白剤にガンバってもらいましょう!
キッチンのシンクに並べて、直接スプレー。
30分ほどおくと
まぁ何という事でしょう。ピッカピカ。
最初から漂白剤に頼ればよかった。。。
ガラス板の補修(接着)
キレイになったら、次は接着。
今回はガラス用の混ぜ合わせるタイプのボンドを使用。
(ボンド クイック5@島忠ホームズ/¥602)
ガラスの欠けている部分があっても、充填剤として機能するかなと思ってこれをチョイス。
牛乳パックの切れ端に、A剤とB剤をそれぞれ出して、よく混ぜ合わせる。
接着面に塗って、ピタッと貼り合わせたら、テープで固定。
15分おいて、接着剤が乾いたら、はみ出しているこのボンドたち
をカリカリと削っていたら、
あぁぁぁっ!
ちょっと亀裂の入っていた別の場所から、ピシッとやっちまいました。
。。。まぁ、ケガをしなかったから良しとしよう。
皆さまもガラスの扱いには十分注意してくださいね。
という事で、挫けそうな心にエールを贈りながら、ここを再度接着して、はみ出しているボンドを慎重にカッターで削り取りました。
この3本で試してみたのですが、私は一番下のデザインカッターが使いやすかったですね。
ガラス板の補修(塗装)
せっかくだから、金継ぎ風に仕上げたい。
という事で、金色のアクリル絵の具と筆を100均にて購入。
最近の100均は何でも売ってますね。
いい感じ。でもなんだか手相みたい。何かの暗示か?!
完成
それではいよいよ合体!
あぁ、やっと完成!
ご先祖様方々、お待たせいたしました。
これにてご容赦くださいませ。
南無妙法蓮華経
今回かかった費用は
・ベニヤ板 ¥525-
・木工用ボンド ありもの
・ボンド クイック5 ¥602-
・ポアーステイン(水性木部着色剤) ありもの
・水性ウレタンニス ありもの
・アクリル絵の具(金色) ¥110-
・面相筆 ¥110-
合計 ¥1,347- でした。
使っているうちにガラス板が割れてしまうかもしれませんが、その時はガラス板かアクリル板を新調しようかと。
今回はこれにて完了といたします。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
では、また!